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RとKの話

欲しいものがあるからと、適当な理由を付けて外に出る約束をした。
ただ、二人きりで居たかっただけだと言ったら彼は少し不機嫌そうな顔をするだろう。

あぁ、彼の背中に悪戯を仕掛けてやってその時の反応が見てみたい。
真面目に選べだの、なんだのと背中を向けて言ってる君が悪いんだ。
無意識なのか、彼は自分の悪戯心をくすぐる。
「K」
一言。その名前が喉の奥から出てくる度に胸が熱くなり何度も呼ぶ。
「K、……K……」
「なんだよ、煩いな。少しは黙って歩けないのか?」

眉間に皺を寄せて、振り向く彼の姿が愛おしい。
短く切られた黒髪も、少し低めの声も、全部全部自分のモノにしてしまいたい。

そういう僕を君は狂っていると理解できない顔をするのかい?
夢の中では、いつだって従順な犬のような君が。
いや、これは夢の中の話しか、現実ではない。

「K、僕は君が好きだよ」
「……そうか。おめでたい頭だな」

やれやれと、そういう擬音が付きそうなくらい首を振ってどうでも良いとでも言うように反応する。
君は分かってくれない。この気持ちが本当だと言う事を。
いいんだよ?このまま人ごみの中自分より大きな男を引き寄せてキスするくらい僕には動作ない。

「K、」
「……なんだ」


きみをあいしてる


少し、眉を下げて彼はため息を吐いてまた自分に背中を向けた。




K…25/♂ 
R…27/♂

ここには出てない
A…24/♂

この三人を少し描いて行きたい





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